生命がみなぎる庭!
【冬】木枯らしが吹いて、木々の葉っぱが舞い散るこの時期、あなたのすぐ 側に自然の驚異といとしさが新しく繰り広げられていることをお気づきですか。この時期は、野鳥たちが最も多く私たちの近くにやってき て、元気いっぱいに鳴きだす時です。餌を求めて山から下りてきます。さあ、窓の向こうに彼らの営みが見える庭をつくろう。
■この時期に私たちの側近くに飛び交っている野鳥たち!
■陶器のバードハウスの里(窯元)
■製作者・前川幸生(陶芸作家)
■陶歴:1941年、京都に生まれる
■1962年、信楽・加藤草雲の元に師事
この間、三澤覚造氏に視知覚造形を学び、朝日陶芸展、中日国際陶芸展、日本(毎日)陶芸展、現代工芸展にて賞を受ける。その作品はヨーロッパの美術館にも展示・保存されている。
■1977年、信楽町・神野の里に「幸生窯」を開き現在に至る。
陶都・信楽町のほとんど三重県との県境にある雑木林の中に職住一体で、窯を開いて30年。雑木林の中で日々鳴きかう野鳥たちの営みの下で製作にはげんでいる。日常つくられる動物のオブジェは、独特の造形感覚のもとに狸をはじめ多岐に渡り、地元の卸商社の手で全国に送り出されている。その独特の動物オブジェに魅かれ、作者をたずねて遠くは北海道や九州から、この雑木林へおとずれてくる熱烈なファンがいる。
陶器で作ったマイ・ガーデンセットは、四季を通じて、前川幸生の頭上を飛び交い、さえずる野鳥たちへの感謝の気持ちから、奈良のベテラン探鳥家・山縣正幸氏の指導のもと1年半ほどの試作と実験・実証を重ねて完成させた。今後さらに野鳥たちとの交流を通じて、新しい道具を模索中である。
写真左より ⇒ 雑木林へ分け入る ⇒ 職住一体の窯元 ⇒ バードフィーダー ⇒ 制作する前川幸生氏
●陶器のバードハウス 大
●サイズ:高さ約24.5×幅約18×奥行き約16cm 巣穴直径Φ約4〜4.5cm 重量2.5kg
●原材料:本体:陶土、釉薬 付属品:シリコンゴム、ステンビス、しゅろひも
●製造:滋賀県